座間味島の東側のポイントで、南には六番崎があり、その隣に位置します。
いつも少なからず潮の流れがあり、とてもアドベンチャラスで、黒前崎(くろまえざき)
とも呼ばれ、カメが産卵するビーチの目の前にあり、遭遇率の高いポイントです。
浅場のサンゴが群生するところから、砂地、ディープにも見所があり、
流れによって右へ行っても左へ行っても面白いポイントです。
沖縄地方随一のカメポイントで、エントリーすると、一面にサンゴ礁が付いた根が
いくとも広がっており、根を回りながらサンゴ礁の陰で休憩しているカメを探します。
ウミガメが多く生息し、対岸になる儀志布島のカメパラダイスには、タイマイが
多いですが、ここ七番崎では体の大きなアオウミガメの方が圧倒的に多く、
対岸には広い砂浜があるのでここが繁殖のちょうど良いベットになっているそうです。
ただ、たくさんのダイバーが潜るとカメ達は端の方へと移動してしまうようなので
アオウミガメ狙いの場合は、ドリフトスタイルで潜るほうが確実だそうです。
浅い根の上にはまだ若い小さなウミガメが多く、沖の深い砂地には巨大な
ウミガメが休んでいることが多く、寝ているカメもいるためこっそり近づけば
カメを目の前で観察することもできます。
1ダイブに5~6匹のカメに遭遇し、多いときは10匹以上のカメに遭遇できます。
寝ているような感じでぼーっとしているものや、水中を泳いでいるものなど、
ここではたくさんのウミガメを観察することができ、沖縄ダイビングの定番です!
カメだけでもうれしいですが、密かに高確率でネムリブカも確認できます。
ところどころに、サメが住み着きそうな狭い隙間のある岩が多いため、
頑張ってライトで照らしてみると、中でグルグルしていることも多く
どうやら、小さいネムリブカのいい隠れ家になってるみたいです。
コブシメも良く見られ、冬から春先まではとても大きなものも確認できます。
大きいものでは50センチメートルぐらいはあろうかという大物までいます。
浅場にユビエダハマサンゴが群生しているので、産卵場所になっているようで、
運が良ければサンゴの間に卵を産み付けているシーンが見られるかもしれません。
沖の砂地では、マダラトビエイやナポレオンに遭遇率も高いです。
良い角度で潮が流れていると、泳がずに流れにのっていくことができるので快適です。
しかし、潮によっては岸側と沖側で正反対の流れになることがあり、グルグルと
メリーゴーランドのように同じエリアを漂ってしまうこともあるので注意して下さい。
七番崎はビギナーダイバーさんが安全に大物を楽しめるスペシャルポイントです!