慶良間諸島の中の1つ阿嘉島の西にあるニシ浜。
雑誌の撮影に利用される事も多いニシ浜は、白い砂地がとても綺麗で、生息している生物も豊富なポイントです。
沖縄の離島を含めた海の中で、最も楽しいと評されるこのポイントは、
魚が多いだけでなく、サンゴもとても美しいです。
難易度もそれほど高くない為、多くのダイバーに愛されています。
浅場では、体長約40cmのコブシメが集まっていて、
逃げる事もないので、真近で観察することが出来ます。
コブシメはダイバーが接近すると、体の色を変える為、見ていてとても楽しいです。
砂地が広がり、岩の根が点在するニシ浜では、
エビやハナダイをはじめ、様々な魚を楽しむ事が出来、
ケラマハナダイの様な珍魚も見られます。
ニシ浜の中でも有名なのは「アザハタの根」です。
真っ白な砂地にぽつんと1つだけある根には、真っ赤なアザハタがペアで住みついています。
アザハタが、キンメモドキの群れやスカシテンジクダイを追い回す姿や
そのアザハタをキレイにクリーニングするエビの姿を楽しむ事が出来ます。
ここでは、海の色に吸収され、アザハタが青く見えるので、水中ライトを携帯する事をオススメします。
ライトを照らせば、アザハタの鮮やかな赤いボディーを見られます。
多くのダイバーを楽しませてくれるニシ浜ですが、
観光客やダイバーに踏みつけられて、サンゴが減少してきています。
海でのマナーを再確認して、美しいサンゴ、そして海を守っていきましょう。
【見られる生物】
・アカスジモエビ・シロボシアカモエビ・アザハタ・キンメモドキ
・スカシテンジクダイ・フタイロハナダイ・ケラマハナダイ・コブシメ