奄美大島の北部に位置する「大仏サンゴ」
直径約20m・高さ約7mと巨大なこのサンゴは、コモンシコロサンゴという名称です。
このサンゴは、1つ1つがごつごつした楕円形の石の様で、
それが幾つも集まって、大仏様の頭の様な形に見える事から、大仏サンゴと名付けられました。
このコモンシコロサンゴは、日本最大級の大きさで、縦横に広がる姿は見ごたえ充分です。
その周りに群れる、カラフルなハナゴイやキンギョハナダイはとても美しく、ダイバー達を癒やします。
大仏サンゴは、四季により様々な姿を見せてくれます。
例えば、春にはコブシメが産卵にやってきて、サンゴの隙間に産みつけられた卵を見ることが出来ます。
タマゴの中で成長中の小さなコブシメはとても可愛らしくダイバー達に人気です。
夏になると、ハナゴイの稚魚が増え、サンゴの周りがとても賑やかになります。
秋は、夏に孵化した魚達が大きくなり、群れている姿がまさに水中の楽園の様です。
そして、冬を迎えると、透明度抜群の海中でコモンシコロサンゴを見ることが出来、その姿に圧巻です。
この様に、季節によって様々な楽しみ方が出来ます。
さらに、巨大サンゴの周りには、真っ白な砂地が広がっており、その砂地に描かれた砂紋がダイバー達の心を引き付けます。
砂地の中から、ガーデンイールが群れて姿を現しているところもこのポイントの見どころです。
水深約16mと比較的浅く、流れもそれほど強くない為、初心者ダイバーさんから楽しめるポイントです。
位置は、ボートで約15分のところにあります。
【見られる生物】
コブシメ・ハナゴイ・キンギョハナダイ・ウメイロモドキ・ヒレナガネジリンボウ
ガーデンイール・ハナミノカサゴ・クマザサハナムロ・スカシテンジクダイ