ダイビングをいつまでも続けたい!日常生活でも役立つ体力づくり
ダイビングを趣味にすると、長く続けたいと思いますよね。5年後、10年後でも快適に続けるには、体力作りが重要です。運動が苦手な方でも無理なくできるトレーニングや豆知識をご紹介します!
この記事の目次
ダイビングに筋力は必要?
ダイビングは、女性やシニア世代などの体力に自信がない人でも始めることができます。とはいっても、運動不足で足がつったり、息が上がってエアの消費量が増えてしまったりすると、水中でのトラブルを招いてしまいます。安全にダイビングを楽しむためには、最低限の運動は日ごろから取り入れることをおすすめします。
また、ダイビングを続けるうちに、もっとダイナミックなポイントで潜りたい、海外の有名なスポットで潜りたいなど、どんどん海の魅力を知りたくなるかもしれません。難易度の高い海に挑戦するためには、体力づくりは欠かせません。
ダイビングに必要な筋肉ってどこ?
器材が重いイメージがあるダイビングですが、水中では重さを感じることはありません。ですが、ビーチダイビングでは重い器材を背負ったまま砂地や岩場を歩きますし、水中では継続したフィンキックが求められるので、意外と全身の筋肉を使います。
もし、流れが強いポイントで潜るのなら、しっかり泳ぐ脚力や、岩に掴まりながら進むための握力や腕力もあるにこしたことはありません。そして、心肺機能を高めることで、呼吸が安定してエアの消費量を抑えることにつながります。
ストレッチで柔軟さを手に入れよう
ストレッチで関節や筋肉をしっかり伸ばすことで、身体パフォーマンスを高めたり、疲労回復やケガの予防に役立ったりします。ダイビングの前は特に、肩まわりやふくらはぎ、足首、股関節などを中心に、ゆっくり伸ばしましょう。
脚力トレーニングは毎日続けよう
ダイビングでは、効率的なフィンワークが水中でのパフォーマンスに直結します。特に、中級者以上向けの流れが速いポイントやドリフトダイブでは、いざという時にしっかり泳げる脚力も必要です。運動不足が原因で、水中で足がつった!なんてことにならないためにも、普段からトレーニングしておきましょう。
簡単スクワットで脚力アップ
足を肩幅まで開き、ひざを少し曲げます。両手は肘を曲げて耳の後ろの位置へ。お尻を突き出すように腰をゆっくり落とします。そしてゆっくりと元の位置に戻ります。
15回を3セット、無理のない範囲で続けましょう。
ブリッジで”ながらトレーニング”
ひざを立てて仰向けになります。背中と骨盤が直線になるように腰を持ち上げ、上下させます。10回を3セット、一定のペースで繰り返します。慣れてきたら、つま先立ちでしてみましょう。テレビを見ながら簡単にできて、美脚や美尻の効果もありますよ。
背筋と腹筋を強化しよう
ダイビングの重器材はトータルで20kg近くあります。体力がなくても器材の脱着はショップの人が手伝ってくれることもありますが、基本は器材を自分で背負ったり、器材を背負ったままボートのはしごを上ったりと筋力が必要です。翌日の筋肉痛を緩和するためにも、背筋や腹筋を鍛えておくと役立ちます。
「バックエクステンション」で背筋を鍛える
マットの上などにうつぶせに寝ます。両手を頭の後ろで組み、ゆっくり息を吐きながら上体を限界まで起こします。この時、首を後ろに反らし過ぎないようにしましょう。そして息を吸いながらゆっくり元の態勢に戻します。15回を3セット、ゆっくり行います。
基本の腹筋「クランチ」
仰向けになり、90℃にひざを立てます。腰は床に付けたまま、息を吐きながら自分のおへそをのぞき込むようにゆっくり体をおこします。腹筋をしっかり意識し、息を吸いながら戻ります。15回を3セット続けます。
呼吸法トレーニングでエアを長持ちさせよう
スキューバダイビングでは、限られた空気をいかに効率的に消費するのかが大切です。特に、口呼吸になるのでパニックになりやすく、息が上がるとエアを多く消費してしまいます。
水中で慌てないために、普段から口呼吸の練習や、腹式呼吸で深くゆっくりと呼吸をする方法を練習しておきましょう。心肺機能を高めるためには、縄跳びやランニング、水泳などの有酸素運動がおすすめです。毎日30分程度続けると良いでしょう。
おわりに
トレーニングをしないとダイビングが楽しめないということはありませんが、身体機能を高めておくと、より安全で快適なダイビングができるようになります。日ごろからストレッチや筋トレを取り入れることで、運動不足の解消やダイエットにもつながるので、ぜひ実践してみてくださいね。
そしてダイビングにも積極的に参加してみましょう!