1. TOP
  2. ダイビンググッズ
  3. 寒い時期にはドライスーツがおすすめ!中性浮力をマスターしよう

寒い時期にはドライスーツがおすすめ!中性浮力をマスターしよう

 公開日時:2019/03/29
この記事は約 4 分で読めます。 6,011 Views

沖縄といえど、冬〜春のダイビングはやっぱり寒い…という方におすすめ!ドライスーツを試してみませんか?
1年中ダイビングを楽しみたい方にはぴったりのアイテムです。

ドライスーツって何?

ドライスーツは、頭と手以外がすべて覆われ、服を着たまま潜ることができる完全防水のスーツです。フリースや暖かいインナーを着て潜れるので、真冬の海でも快適です!ダイビングのみならず、浮力が高いので、シュノーケルにもおすすめ。海の中では水圧によって圧迫されるので、ドライスーツとレギュレーターを中圧ホースで接続します。胸にある吸気バルブを押すと、スーツ内に空気を送ることができるので、締め付けに苦しむことなくダイビングが楽しめます。

ドライスーツが向いている人

ドライスーツは、11月~5月頃の水温20度前後の海でもたくさん潜りたいという方におすすめです。
フードベストや保温効果のあるインナーでも防寒はできますが、体が冷えると身体機能が低下してしまいます。安全対策のためにも、寒さが苦手な方は服を着たまま潜れるドライスーツを利用してみましょう。

レンタルor購入?気になる価格は

ドライスーツは、頭と手以外がすっぽり覆われているので、サイズ合わないドライスーツをレンタルすると、慣れるまでに時間がかかるかもしれません。オーバーサイズになるとスーツ内にエアが溜まりやすく、中性浮力を保つことが大変です。さらに、首回りが緩いとちょっとした動きでも浸水しやすくなります。浸水防止のベルトを首に締めるなどの対策はできますが、ドライスーツを着て海に潜る回数が多いのなら、自分の体に合ったオーダードライスーツを作ることをおすすめします。
購入する場合、価格は8万円~25万円など、メーカーや品質によって価格が全く異なります。安価なものは保温能力や耐久性が低いこともあるので、スーツの生地や機能性をしっかり確認して選ぶようにしましょう。

冬の海の魅力とは?

冬になると、プランクトンの数が減少して海の透明度が高くなります。海水温の冷たさはもちろんありますが、解放感いっぱいの海の世界は夏とは違った光景です。また、夏と比べて海を訪れる観光客やダイバーも少なくなるので、まったりとダイビングを満喫することができますよ!
海の中では、冬しか見られない生き物や、活発に活動するマクロ生物たちどの出会いもあるので、まだ夏の海しか知らないという方は、ぜひ冬の海の景色を見に行ってみてはいかがでしょうか。

ドライスーツのメリット

ドライスーツのメリットは、何といっても温かい服装をしたまま海に潜ることができることです。
発熱インナーを重ね着したり、カイロを貼って潜ったりできるから、寒さ対策もバッチリできます!
慣れてくるとBCを使うことなくドライスーツのエア調整だけで中性浮力を取ることができるようになります。結果的にエアの無駄遣いがなくなり、中性浮力を保つスキルもアップします。
他にも、ウェットスーツでは面倒な着替えも、ドライスーツは脱ぐだけで良いのでとっても楽です。

ドライスーツのデメリット

ドライスーツを使いこなすにはスキルや慣れが必要です。特にエアのコントロールが大切で、スーツ内の排気が上手く出来なければ、水深が浅くなった時に急浮上してしまう危険もあります。
経験を重ねることが何より必要ですが、ドライスーツのスペシャルティコースもあるので、スキルが不安な方は受講してみると良いかもしれません。
他にも、脱ぎ着するときに首や手がピッタリ締め付けられている上に、背中のガッチリ閉じたジッパーを開けなければないので、トイレに行くときに少し大変です。

ドライスーツの注意点

取り扱いに気をつける

ドライスーツの手首と首は、シールと呼ばれる柔らかくフィットする特殊な素材でできています。脱着する際に爪を立てて穴をあけてしまうと水没の原因にもなるので慎重に扱いましょうね!

ちなみに、ドライスーツの首のシールは、着たら内側に4cmほど折り込むことで浸水を防ぎます。脱ぐ前はシールを外側に出し、口元まで上げて一気に裏返して引き抜くようにすると、脱げるはずです。

浮力に慣れが必要

ドライスーツは浮力が高いので、潜行にも慣れが必要です。着た後にはギュッとかがんでスーツ内のエアを全部抜き、ウェイトはウェットスーツより2キロほど増やしましょう。

排気バルブを確認

ドライスーツの排気バルブはオートとマニュアルが選べるのですが、必ずオートに合わせておきましょう。中圧ホースとドライスーツの吸気バルブが繋がっているかなども、バディチェックの際にあわせて確認するクセをつけると安全です。

おわりに

扱いが大変そうに思えるドライスーツですが、寒さを我慢せずに一年中ダイビングを楽しみたい方にはとっても便利なアイテムです。使いこなせるようになると、中性浮力の調整スキルがアップし、ウェットスーツと比べても遜色なく海を自在に楽しめます!
寒さが辛くて冬の海になかなか行きづらいという方は、ぜひ一度ドライスーツをお試しください!

ピンクマーリンクラブ監修
この記事は30年以上沖縄恩納村でガイドをする「ピンクマーリンクラブ」のインストラクターが監修しています。

ピンクマーリンクラブでは、「楽しさは安全から」をモットーにガイドを続けています。
幅広い年齢層に対応できるインストラクター、100%自社ボートでのツアー催行、padi、naui、bsac各種ライセンス取得にも対応。
ダイビングを快適にお楽しみいただける環境でお待ちしています。

沖縄恩納村ピンクマーリンクラブ
ピンクマーリンクラブ公式HP

ライター紹介 ライター一覧

tsumugi

tsumugi

九州在住。ダイバー歴は10年、経験本数は300本以上。海外でのダイビング経験もある女性ダイバー。初めて訪れた石垣島でダイビングを体験後、ダイビングの魅力にはまり地元でCカード取得。
その後は地元ショップに足繁く通い近郊を中心に年間50本ペースで潜る日々を送る。
所持しているライセンスはPADIのレスキューダイバー。

関連記事

  • ダイビングやシュノーケルに持っていきたい!おすすめの水中カメラは?

  • いつでもダイビング気分♪水中ドローンで海の中を撮影しよう

  • 自分に合ったダイビング用ウェットスーツを選ぼう!

  • 視力が悪い人のダイビングはどうすれば良い?おすすめマスクについて

  • ダイビング器材はレンタルでも良い?購入のメリット・デメリット

  • 【初心者必見】ダイビングの感動を記録しよう!水中写真を上手に撮るコツとおすすめのカメラは?