沖縄の神秘的ダイビングスポット、日本最西端の与那国島「海底遺跡」を完全攻略!
日本の最西端に位置する沖縄県の与那国島は台湾に近く、かつては交流も盛んであったせいか、どこか異国情緒が漂う島です。更に、山・谷・川・海に囲まれ、与那国馬を代表する島固有の動植物が生息。亜熱帯の大自然に恵まれている与那国島は、八重山諸島の中でも独特の魅力を持っています。
この記事の目次
与那国島ダイビングの魅力
与那国島の人気ダイビングスポット、海底遺跡とは?
バラエティ豊かな与那国島の中でも最大の神秘的スポットとして有名なのが、「海底遺跡」と呼ばれるダイビングポイントです。
このポイントは昭和61年、与那国島の南側の新川鼻の海岸で地元のダイバー新嶽喜八郎さんが発見した巨大な構造物。巨大な一枚岩に人工的に作られたような跡や階段、隙間などがあり、インカ遺跡を思わせる形状から「海底遺跡」と呼ばれています。人工的に作られたという決定的な証拠がないので、遺跡の認定には至ってはおらず、海底遺跡は自然の造形物ではないかという反遺跡説もあり、いまだに謎のままなのです。
本当に遺跡だとすると、今から約1万年以上も前に作られた、世界最古の古代遺跡になると言われています!
刻印された文字盤、亀の形をしたモニュメントなど、そこに文明があったのでは?と思わせる物を実際に見ることができます。
海底遺跡の大きさは、全長100メートル、幅60メートル、高さ25メートルとスケールも壮大!
年間を通して多くのダイバーがこの神秘的な海底遺跡を一目みようと訪れており、一度この海底遺跡を見ると神秘的な美しさに何度も訪れたくなるような方が多いそうです。広大な海底遺跡の中を泳いでいると、遺跡探検をしているような気分にもなってくるとか・・・
人工物か、自然の造形物か、ぜひ目で見て体験して見てください!
海底遺跡にいくおすすめのベストシーズンはいつ?
ダイビングと言えば、夏!と思いますが、海底遺跡へ行くには実は冬がおすすめなんです。
与那国島の南側にポイントがあるため、夏は南風の影響で海況が悪くなります。
冬は北風が吹くので、海への影響は少なくなり、ポイントへ行きやすくなるということなんですね。
冬でも水温は22℃から24℃。さすが沖縄です!
もちろん、夏は絶対にいけないのではなく、風が弱い日など海況が良ければ行くことはできますよ。
人気のダイビングポイントなので、季節問わずリクエストが多いポイントです。
海底遺跡に行くには初心者でも大丈夫?
遺跡ダイビングなんて、難しそう。と思うかもしれませんが、体験ダイビングでも、海底遺跡へ行くことはできます。
全長100メートル、高さ25メートルにも渡る海底遺跡には様々なポイントがあります。
体験ダイビングの場合は、水深の浅く流れも少ないポイントでのダイビングとなります。
そのため、訪れることのできる場所は限られてしまいますが、海底遺跡を目の前に見ることができるので体験ダイビングでも海底遺跡は人気ポイントです。
与那国島でのダイビングは、アンカリングやロープを使用しないドリフトダイビングが基本。
遺跡ポイント付近は潮の流れが早いので、スムーズにフリー潜降できることが大事です。
ブランク半年未満、経験本数50本以上あることが目安ですが、実際のスキルについては現地でショップの方が判断してくれます。
海底遺跡に限らず、与那国島は黒潮の流れの中になるので、
潮流れが早く、中級者向けのポイントが多い島です。
ハンマーヘッドシャークなど大物生物との遭遇も多く、ダイナミックな海がとても魅力の島。
ダイバーとして経験を積み、与那国島の海をぜひ体験して見てくださいね。
海底遺跡へのアクセス方法は?
与那国島までのアクセス方法
まずは飛行機で石垣島までアクセスします。
石垣島からは飛行機で約30分で与那国島に到着します。1日3便往復しています。
石垣島からはフェリーも就航していますが、週に2便しかありません。
さらに外洋を通るため、揺れがひどく、海況が悪ければ欠航になる場合も。
那覇からも与那国島への直行便もありますが、早朝の1日1便のみの就航で、所要時間は1時間40分。
一般的には石垣島に1泊し、翌日に飛行機で与那国島へ行くツアーが多く利用されています。
海底遺跡までのアクセス方法
久部良港から、船で15分。与那国島の南にあります。
体験・ファンダイビングの他に、シュノーケルや海に入らず見学する半潜水艇での遺跡見学コースで訪れることができます。
与那国島人気観光の一つ、海底遺跡。
人工物の遺跡かどうか、実際に見て確かめてきてください!