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爽快!ドリフトダイビングで海をもっと楽しもう

 公開日時:2018/03/27
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大物の魚やダイナミックな光景に会え、潮の流れに乗る爽快感が味わえるドリフトダイビングは、一度経験するとやみつきになる楽しさがあります。有名なエリアだと、与那国島や西表島などの流れがある大物ポイントではドリフトダイビングが主流です。ダイバーとしての一定のスキルが必要になりますが、よりダイビングの楽しみ方が広がりますよ!

ドリフトダイビングとは?

ドリフトダイビングでは、ポイントまでボートで移動します。
“流れに乗って漂う”という意味のドリフトダイビングは、その名の通りボートをアンカーで固定せずにエントリーし、そのまま潮の流れに乗ってダイビングを楽しみます。
エントリーの方法は、座ったまま後ろ向きにエントリーするバックロールエントリーになり、そのままフリー潜行をします。コース取りは、ガイドやインストラクターがその日の流れや魚の動きによって決め、ある程度決められたポイントに到着したら全員で浮上し、近くで待機しているボートにピックアップしてもらうというスタイルになります。
ヘッドファースト潜行や耳抜きのスキルが必須で、中性浮力のコントロールとある程度の流れにも対応できることが参加の条件になります。アドバンス以上のライセンスが必要で、ショップによっては経験本数を指定していることもあります。

ドリフトダイビングの方法

流れがあるポイントなので、全員同じタイミングでエントリーします。
水中ではガイドから離れないよう同じ水深を保ち、残圧管理をしながらバディとダイビングを楽しみます。浮上するときは、ガイドがボートに位置を知らせるシグナルフロートを上げるので、全員で浮上速度を合わせ、安全停止を行います。
水面に出たら、まずはBCDにエアーを入れて浮力を確保しましょう。流れや波がある場合は、メンバー同士でタンク部分を掴み、はぐれないように塊になります。ボートに上がるには順番待ちがあるので、ボートからロープを垂らしてもらって掴まり、手以外は楽にしましょう。万が一手を離したときはダッシュで泳ぐ必要に駆られるかもしれないので、体力は温存しておくことをおすすめします。
ボートに上がるときは、前の人がバランスを崩して落ちてくる可能性を考えて、真下には入らないように注意します。自分の番が来たら、ラダー(梯子)に片足ずつかけてフィンを外し、ボートの上の人に渡します。転落した時の事を考えて、マスクやレギュレーターは完全に上がりきるまで外さないでくださいね。ボートから上がったら、手早く器材を外してコンパクトにまとめて、邪魔にならないように移動しましょう。

準備に余裕をもって快適に潜ろう

ショップによって勝手は異なりますが、通常はボートに器材を積んで、出発前にセッティングを済ませます。移動中にボートの上で動き回ると予想できない衝撃を受けることもあるので危険です。
ボートにタンクホルダーや荷物置き場が準備されていれば便利ですが、船の規模によってはそのまま置いているだけの場合もあります。タンクとBCを装着したら、レギュレーターのホースとフィン・マスク・グローブもひとまとめにしてBCのベルトで固定します。小さくて軽いものは飛んでいく可能性もあるので、ウェイトで抑えても便利です。散らかして物をなくしたり、他の人の邪魔になったりしないように心がけましょう。
ポイントへの到着時間をスタッフに確認し、到着までにウェットスーツを着ます。マスクの曇り止めを塗り、トイレに行き、水分を補給するなど事前の準備を済ませましょう。時間に余裕が生まれると、焦りによるミスやトラブルの予防にもなりますよ。

船酔いが心配な人へ

乗り物に弱い人は、ボートに乗る30分前までに酔い止めを飲んで対策をしておきましょう。代表的な酔い止め薬に「アネロン」や「トラベルミン」があります。人によっては眠気や喉の渇きといった症状が強くでてしまう場合があるので、なるべく事前に効き目を試しておきましょう。効きすぎる場合は量を少なくすることを試してみましょう。酔い止め薬の代わりに、生姜の成分に乗り物酔いを予防する作用があるので、事前に生姜入りのキャンディーやドリンクを飲んでみてはいかがでしょうか。

おわりに

難易度が高そうな印象もあるドリフトダイビングですが、その分ダイナミックな大型魚や迫力ある魚の大群などに遭遇できる可能性も高くなります。しっかりスキルを身に付け、自分のことは自分で管理できる自立したダイバーであることを心がけていれば、どんな海でも楽しく安全にダイビングを満喫することができますよ。ドリフトダイビングの魅力を、ぜひ一度体験してみてくださいね!

ライター紹介 ライター一覧

tsumugi

tsumugi

九州在住。ダイバー歴は10年、経験本数は300本以上。海外でのダイビング経験もある女性ダイバー。初めて訪れた石垣島でダイビングを体験後、ダイビングの魅力にはまり地元でCカード取得。
その後は地元ショップに足繁く通い近郊を中心に年間50本ペースで潜る日々を送る。
所持しているライセンスはPADIのレスキューダイバー。

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