沖縄でウミガメとダイビング!おすすめのウミガメスポット
沖縄では比較的高い確率でみることができるウミガメは、大きな目と丸いフォルム、ゆったりと海を泳ぐその姿は眺めているだけで癒されます。
沖縄本島周辺や八重山の海では、年間を通して高い確率でウミガメを見ることができます。
今回は、ウミガメと会える場所やウミガメについて学べるスポットをご紹介します。
この記事の目次
ウミガメに高確率で会えるダイビングスポット
ウミガメの姿や生態をじっくり観察するのなら、ダイビングがおすすめ。
海藻をもぐもぐと捕食する姿や、平べったい手足を器用に使ってスイスイと泳ぐ姿は見ていて癒されます。
自然の生き物なので必ず会えるとは限りませんが、その時々の海の様子を楽しみながら探してみてくださいね。
【慶良間諸島】
7番崎/座間味島
ウミガメの産卵地としても知られる阿真ビーチがある座間味の海は、アオウミガメとの遭遇率が高め。
7番崎は、別名「カメ団地」と呼ばれているほどです。ウミガメのほか、ノコギリダイやハナゴイなども群れで泳いでいます。春先にはコブシメの産卵も見られます。
儀名/阿嘉島
リュウキュウキッカサンゴなどのソフトコーラルの群生が広がり、ウミガメの出現率が高く、グルクンやハナゴイの群れなどの魚群が楽しいポイントです。
夏場はマンタの通り道なので、運が良ければ会えるかもしれません。
アリガー南/渡嘉敷島
初心者から参加できますが、流れが強い日もあるので中級者以上におすすめです。
透明度も高めで、浅場を埋め尽くすサンゴ礁が圧巻です。アオウミガメが悠々と泳ぎ、スズメダイやカラフルなヤッコたちが群れる光景はとても綺麗です。
【チービシ環礁】
ナガンヌ島
沖縄本島からボートで約20分の場所にある無人島。
体験ダイビングやシュノーケリングツアーで賑わう人気のスポットです。ダイビング初心者やお子様連れでも気軽に参加できますよ。
【本島中部】
真栄田岬
青の洞窟で多くのダイバーで賑わうスポットですが、少し離れた沖にリュウキュウキッカサンゴが群生するポイントがあります。フリー潜行が必要な中級者向けスポットですが、アオウミガメやタイマイの姿が見られるかもしれません。
オーバーヘッドロック
オーバーハングになった巨大な岩の隙間を進む地形好きにはたまらないスポット。
横一文字に広がる海中の景色は幻想的です。
アカククリやオヤビッチャなど、魚もたくさん。ウミガメや眠っているホワイトチップシャークの姿が見られることも。
【本島南部】
ルカン礁
チービシ環礁の南にある、沖縄南部にある中級者以上向けのダイビングスポット。
透明度の高さと魚影の濃さが魅力です。水深40mまで落ちるドロップオフがあり、ダイナミックなダイビングが楽しめます。ウミガメのほか、バラクーダやイソマグロなどの大物との出会いも期待できます。
大度海岸(ジョン万ビーチ)
自然の姿がそのまま残る天然ビーチで、ウミガメの産卵地としても知られています。
水深の浅いインリーフは、体験ダイビングやシュノーケリングの人気のスポットで、穏やかなサンゴ礁が広がっています。アウトリーフにはドロップオフや巨大な根も見られ、カマスの群れやネムリブカなどに会えるかも。
ウミガメを見分けよう
沖縄の海にすむウミガメは3種類です。特徴をとらえてよく観察すれば、どの種類か見分けることができるはず。怖がらせないように、海の中でも砂浜でも、必要以上に近付いたり触ったりしないように気を付けましょう。
◆アオウミガメ
主に海藻や藻を食べます。丸い頭部で優しい顔つき。甲羅の色は、青や茶褐色の場合もあります。ウミガメの中では大型で、体長は70cm~100cm、最大300kgを超える個体もいます。
◆アカウミガメ
体が赤色に見えるため、アカウミガメと呼ばれています。体長は70cm~100cm、
頭部が大き目で、水中では茶色っぽく見えます。見かける頻度は高くありません。
◆タイマイ
鳥のようにとがったくちばしが特徴です。体長は70cm~90cm、海綿を食べ、甲羅の縁がギザギザしています。
ウミガメについて学べるスポット
ウミガメをもっと知りたいと思ったら、ウミガメについて学べる施設を訪れてみませんか。
ウミガメの生態や、どんな環境で暮らしているのか、なぜ絶滅危惧種となっているのか、理解を深めて環境保護についても考えてみませんか。
海洋博公園(ウミガメ館)
美ら海水族館などでおなじみの海洋博公園内のウミガメ館では、タイマイ、アカウミガメ、アオウミガメ、ヒメウミガメ、クロウミガメなどが飼育されています。水槽を泳ぐウミガメを間近で観察することができ、ウミガメの生態やさまざまな調査結果などもパネル展示されています。
給餌体験やウミガメ放流会など、季節によってイベントも開催されています。
海洋博公園(ウミガメ館)
住所 沖縄県国頭郡本部町字石川424番地
TEL 0980-48-2741
開館時間 通常期(10月~2月)8:30~17:30 ※夏期(3月~9月)8:30~19:00
入場料 無料
https://oki-park.jp/sp/kaiyohaku/
黒島研究所
黒島の海域に棲む魚や甲殻類、ウミガメなど100種類以上の生き物が飼育・展示されています。
資料展示室には、サンゴや貝、ウミガメの標本などの、海の生き物に関する展示品が所せましと並んでいます。
外へ続くプールには、ウミガメの姿が。ここではウミガメやサメにエサやりができるという貴重な体験ができます。
定期的にウミガメ勉強会が開催されています。
NPO法人日本ウミガメ協議会付属 黒島研究所
住所 沖縄県八重山郡竹富町黒島136
TEL 0980-85-4341
久米島ウミガメ館
久米島ウミガメ館では、大きな水槽を泳ぐウミガメの姿が観察できます。ウミガメの赤ちゃんが一生懸命泳ぐ姿は見ていてほっこりします。
絶滅に危機に瀕しているウミガメの生態や現状について、パネル展示で学ぶことができ、GWや夏休みには、ウミガメとのふれあい体験が開催されています。
館内には2,000点を超える貝の展示もあり、見ごたえ抜群です。
久米島ウミガメ館
住所 沖縄県島尻郡久米島町字奥武170
TEL 098-985-7513
営業時間 09:00~17:00
休館日 火曜日