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夜の海は不思議がいっぱい!ナイトダイビングへ出かけよう

 公開日時:2018/01/18
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サンゴの産卵

真っ暗な夜の海に潜るナイトダイビングなんて怖い!危なくないの?などの不安や心配を抱えて躊躇しているダイバーは多くいます。ですが、講習で得た知識やルールを活かし、安全に気を付けることで誰でも楽しむことができます。少しでも興味があるなら、ダイバーしか見ることができない夜の海の姿にふれて、ナイトダイビングの楽しさを体感してみませんか?

ナイトダイビングとは

水中ライトを片手に夜の海を探検します。日が完全に沈んでからエントリーする場合と、夕日とともにエントリーするサンセットダイビングなどがあります。ナイトダイビングは、アドバンスド・オープンウォーター・ダイバー以上、もしくはナイトダイビングのスペシャルティを受講していれば可能です。開催するショップによっては、Cカードがあれば、未経験でも簡単な講習を受けて体験できるところもあります。
ナイトダイビングは夕方集合なことが多いため、旅先での到着日ダイビングが可能です。飛行機が昼間に到着したけれど、すぐに潜りたい!というダイビングが大好きな方におすすめです。

ナイトダイビングの楽しみ方

夜の海では、日中では見られない生き物の生態が観察できます。例えば、刺激を受けて青白く発光する「夜光虫」と呼ばれるプランクトン。ダイバーが動くたびにキラキラと光を放つ様子はとても幻想的です。ほかにも、寝袋に包まれて眠るユニークなブダイの姿や、神秘的なサンゴの産卵、夜に活動を始めるエビやカニなどの生き物の捕食活動など、ナイトダイビングでしか出会えない特別な光景が待っています。
海外へダイビングツアーに行く機会があれば、船に宿泊しながら潜るダイブクルーズに参加し、ナイトダイビングを体験してみましょう。船の規模が大きくなると照明も明るくなり、光に集まるプランクトンや小魚めがけて、大型の魚やサメなどが乱舞する大迫力の光景を間近で見られるかもしれません。

フローダイビングを体験しよう

近年話題の、フロー(蛍光発光)ダイビングが沖縄などで体験できます。サンゴやエビ、ウツボなどの生き物が持つ蛍光タンパク質に特殊なライトを当てることで、驚くほど色鮮やかに発光します。マスクやカメラに黄色のフィルムを貼ってブルーライトで照らす方法と、UVライトを使ってそのまま見る方法があります。まるで異世界に紛れ込んだような気分に浸れる天然のイルミネーションに、興奮すること間違いなしです。

ナイトダイビングで気を付けること

夜の海は視界が悪いので、普段以上に安全に配慮し、冷静に行動しましょう。いつもとは違う海の様子に緊張や興奮状態に陥りやすくなりますが、リラックスしてダイビングを楽しむことを忘れないでくださいね。

・スキルや水中ライトの使い方をおさらいしよう

いざというときに慌てないために、マスククリアやレギュレーターリカバリーの手順を改めて確認しておきましょう。
エントリー後に慌てないために、水中ライトはストラップを手首にかけて、エントリー前から点灯しておきましょう。準備や片付けでもライトを使用するので、毎回新しい電池を使い、バッテリータイプの場合はフル充電しておきましょう。
ナイトダイビングのハンドシグナルは、自分の手元を照らしながら伝えます。ほかにも、ライトで大きな円を描くとOKのサイン、ライトを左右に振るとトラブルなどで注意をひきたいサイン、という意味があります。ライトの光を他人の顔に向けて照らすと、迷惑になるので注意しましょう。
水面近くでライトを水平に持っていると、小魚と間違えて、細長くかなり固い口を持ったダツという魚が突進してくる可能性があります。ぶつかると大惨事になりかねないため、使わないときは下を向けて持ちましょう。

・バディやガイドとしっかりブリーフィングをしましょう

バディやガイドとの距離は、見失わないように常に視野に入れておくよう意識しましょう。事前のブリーフィングで進路や水深、潜水時間、万が一はぐれた時の対応などを確認します。可能であれば、明るい時間に一度潜って下見をしておくと安心です。

・光をたどって帰還しよう

エキジットの方法は、ボートダイビングであればボートの停泊灯を目印に戻ります。ビーチダイビングの場合は、ショップのスタッフがレンジライトをビーチに用意します。距離や方向を把握するために直線上に高さを変えて二つ設置されるので、二つのランプが縦に直線に見える角度で戻ると確実です。

水中ライトの選び方

ナイトダイビングに必須の水中ライトは、ルーメン(光源から発せられる光束の量)、ルクス(単位面積あたりの照度。光の強さ)、照射角度(対象物を照らすことができる範囲)を基準に選びましょう。
ルーメンが同じでも、対象物までの距離と照射角度により、ルクスは変化します。照射角度が狭い方が光は強く、広域に対応するほど光は弱まります。ルーメンの数値が大きく照射角度が広いものが、ナイトダビングではおすすめです。なお、照射角度を切り替えられるタイプであれば、用途に応じて使い分けができるのでとても便利です。水中ライトとは別に、ケミカルライト(サイリウム)をタンクバルブなどに付けると目印になります。

おわりに

難易度が高そうな印象のナイトダイビングですが、ガイドの指示に従い、落ち着いて潜ることができれば大丈夫です。ナイトダイビングを経験することで、視界が悪い海でも冷静に対処できるようになるので、スキルアップも兼ねて一度挑戦してみてはいかがでしょうか。日中とは異なる魅力が溢れる夜の海を、ぜひ探検してみてくださいね!

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redfin編集部

redfin編集部

沖縄ダイビングツアーの企画・販売を初めて30年のレッドフィン ダイビングツアーがお届けするダイビングポータルサイト。沖縄本島から離島・さらに奄美方面まで多彩な情報をお届けしています。

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