ダイビングにダイエット効果はある!?気になる消費カロリーと体に良い効果
ダイビングは基本的に激しい動きを必要としないため、お子様から年配の方まで楽しむことができる安全なレジャーです。よほど強い流れに逆らって一生懸命泳いだりしなければ、そこまでの運動量はありません。
では、ダイビングを続けてもダイエット効果は期待できないのでしょうか?ここでは、ダイエット効果と、体に与えるメリットなどをご紹介します。
ダイビングの消費カロリーは?
水中では圧力がかかるため、陸上で運動するよりも体に負荷がかかります。通常のダイビングは平均30~40分。その間に足を動かし続けるため、消費カロリーは意外と高くなります。例えば、体重50kgの女性が40分のダイビングをした場合、消費カロリーは約250キロカロリーといわれています。これは、同じ時間ランニングをするのとほぼ同じくらいの消費カロリーです。
ダイビングでは、深呼吸を続けながら海の中を探検しますが、全身の筋肉の過半数を占める脚をつねに動かしています。そのため、有酸素運動を続けている状態となり、脂肪の燃焼や代謝のアップが期待できます。
ダイビングが体に与えるメリット
水中ではひざや腰にかかる負荷が軽くなるので、陸上での運動は痛みがあるのでつらいという方も、ダイビングで運動効果を得ることができます。ほかにも、水中では水圧によって肺の容積が小さくなりますが、そんな中しっかり呼吸をすることで呼吸筋が鍛えられ、心肺機能の向上へとつながります。心肺機能が向上すると持久力もアップするので、疲れにくい体づくりに役立ちますよ。
さらに、水圧による負荷がかかった状態で、ウエイトや重い器材を身に付けてバランスをとるという動作が、インナーマッスルのトレーニングになります。からだの深部が刺激されて、引き締め効果も期待できます。
なにより海の中で楽しみながら体を動かすことができるので、ダイビングを続けることが健康にもつながると嬉しいですね。
血行がよくなって代謝もアップ
人のからだは心臓から全身に血液を送っていますが、ふくらはぎが第二の心臓と呼ばれているのはご存知でしょうか?ふくらはぎの筋肉がポンプとなり、下半身に滞りがちな血液を心臓まで押し戻すという大切な役割をもっています。そのため、ダイビングをすると水圧によって脚が締め付けられて下半身に溜まった血液が押し戻されます。ふくらはぎの筋力がないという方も、水中では全身の血のめぐりが良くなって、むくみや冷えの解消、新陳代謝のアップが期待できます!
ダイエットは努力!
ダイビングでダイエットといっても、せいぜい40分程の時間を一日2~3本です。続けることでスレンダーになるなんて劇的な変化は期待できません。なんといっても、ダイビング終わりはなんだかとってもお腹が空いています。その分エネルギーを消耗したということになりますが、ここで我慢できるかが分かれ道になるのかもしれません。ついつい甘いものやビールなどに手が出てしまった…という方も多いのではないでしょうか。低カロリーなおやつで乗り越えるなどの努力も、ダイエットには必要です。
ダイビングだけでダイエットしようと思わず、日ごろから体を動かす習慣をつけておきましょう。柔軟やストレッチを念入りに、股関節まわりや足腰をやわらかく保つようにすると、海の中でも快適に動けて、ケガの予防になります。股関節がやわらかくなると代謝も良くなるので、ダイエット効果もアップしますよ。
ほかにも、ウェットスーツや水着をかっこよく着こなしたい!痩せて海でモテたい!などの願望がダイエットのモチベーションにもなるので、しっかり目標を定めて海でも陸でも頑張りましょう!