ダイビング経験の証明書【ダイビングログ】はつけて損なし!
ダイビングのログ付け、続けていますか?
最初は記録していたけど、長く続けるうちにやめてしまったという人も少なくないようです。
でも、ダイバーにとってログを付けるということは、ダイビングのスキルを証明するもので、ログブックで経験が確認できなければ難易度の高いポイントで潜れないということにもなりかねません。
手書きやログブックの管理が面倒という人は、写真と紐づけて簡単に記録できるアプリも増えているので、デジタルを上手く活用してみましょう!
この記事の目次
ログブックは何のためにつけるの?
1.ショップスタッフがゲストのスキルを判断する
ダイビングに申し込むと、ほとんどのダイビングサービスでCカードとログブックの提出が求められます。
ショップスタッフは、ログブックをみることで、初めて来店したゲストの経験本数や最終ダイビングからのブランク期間、残圧の傾向など、ゲストのスキルをある程度想定し、備えることができます。
また、中上級者向けのポイントでは、指定の経験本数をクリアしていないとダイビングに参加できない場合もあります。
2.ステップアップコースの受講に必要
ダイビングライセンス取得には、ログブックに記載されたダイビング経験が必要な種類もあります。PADIの場合、ダイブマスターになりたいのなら最低40本の経験が必要です。他の指導団体でも同等もしくはそれ以上にダイビング本数を重視する場合があります。
ステップアップの妨げにならないように、抜けのないように記録しましょう。
3.過去を活かしてダイビングをするため
久しぶりに潜るとき、ダイビングの装備に迷うことはありませんか?
たとえば、10月の水温ってどれくらいだっただろう?ウェットスーツで大丈夫?ウエイトは何キロだっけ?
と、過去に経験と記録があれば、ログをさかのぼって参考にできますね。
さらには、残圧やダイビングでの反省点などを記録しておくと、次のダイビングで気を付けて潜ることができます。しっかりログを付けておくと、未来の自分を助けることになりますね!
4.コミュニケーションツールとして活用する
一緒に潜ったバディや仲間たちのサインやメッセージをログブックに書いてもらい、その日見た生き物や出来事など日記のように記録することで、コミュニケーションツールとして活用することができます。
ダイビングをしていると、休みの都合でたまにしか会わないという人も多く現れると思います。
その人の名前や起こった出来事を記録しておくと、再会した時の話題作りに役立ちますよ。
ログブックに記録する内容とは
ダイビングのログは、いくつも項目があるので全部書くのは面倒ですが、なるべく情報を記録しておくと、後々役立ちます。
最低でも、次の項目は記録しましょう。
- 日付
- 累計本数
- 潜水時間
- 最大水深
- 水温
- 残圧
- タンクの種類
- スーツの種類(ウェットorドライ)
- ウエイトの重さ
深度や潜水時間、水温についてはダイブコンピューターで後から確認できるので、その場では残圧やタンクの種類、ウエイトなどの、後で確認できない項目をメモしておきましょう。
バディやインストラクターのサインも忘れずに!
ダイビングログの記録方法は何が良い?
ダイビングのログは、紙のログブックに記載する方法と、アプリやPCに記録する方法があります。
それぞれの良さや好みもあるので、自分に合った方法でログを残していきましょう。
◆紙のログブックで手書き&イラストでデコレーション♪
既製品のログブックを使う場合は、ダイビングショップやインターネットでログブックのレフィルが販売されているので、文房具屋さんで購入できるバインダーにセットして使いましょう。
自宅にPCとプリンターがある人は、ログブックのテンプレートをインターネットでダウンロードできます。
自作して好きなデザインのログブックを作ってみても。コストも抑えられて一石二鳥!
Cカードやスペシャルティカードをまとめられる、手帳用のポケット付きカードホルダーを使うと便利です。
◆便利機能が満載!スマホやタブレットのアプリを活用
デジタル派は、スマートフォンやタブレットで手軽に記録できるダイビングのログアプリが便利です。
ダイビングのログや紐づけた写真を管理できて、ログブックの紛失も防げます。データも消えない保証はないので、バックアップはこまめに取りましょう。Bluetoothを使ってダイブコンピューターとデータを連動できるものもあります。
SNSにも簡単にシェアできて、いつもでどこでもダイビングの思い出に浸れるので、日常の息抜きや気分転換にも役立ちそうです。
【おすすめのダイビングログアプリ】
スキューバダイビングログブック
基本のダイビングデータのほかに、天候や装備データの他、撮影した写真もアップロードして保存できます。「ダイブライン」に、水中での活動や写真をメモできるので、後で振り返ったときに臨場感のある思い出に浸れます。位置情報でダイビングポイントを記録し、ダイビングポイントの一覧表示や、画像のサムネイル表示など、デジタルならではの使い方が魅力です。
提供元:TAIKI HIRATA
価格:無料(アプリ内課金あり)
iOS11.4以降/Android5.0 以上
TUSA ダイビングLog スキューバダイビングログブック
『TUSA DC Solar Link』とデータ連携ができるアプリです。時間ごとの水深がグラフで確認できるので、詳細にダイビング情報を確認できます。インストラクターやバディの手書きサインも記入できます。
TUSA DC Solar Linkをお持ちでなくてもログブックとして使用できますよ。
提供元:TABATA CO.,LTD.
価格:無料
iOS12.4以降/Android5.1以上
DiverLog+
AQUALUNGのダイブコンピューター(i300C、i750TC、i770Rなど)をサポートし、Bluetoothを使ってスマートフォンやタブレット・PCへ簡単にデータをアップデートできます。
対応のダイブコンピューターを持っていなくても、ログアプリとして利用できます。英語版ですが、医療情報やギア情報など、ダイビングに関する重要な情報を記録し、管理できます。
提供元:Pelagic Pressure Systems
価格:無料
iOS 9.0以降/ Android 4.3 以上
ダイブル:ダイビングログブック
こちらはiosユーザー向けのログアプリです。
シンプルで見やすい画面が魅力で、ダイブポイントが地図上で一覧表示されます。簡単な操作で、必要な機能が充実。新機能も続々アップデートされています。ダイブルユーザー同士でログ情報をシェアすることができます。
提供元:Akio Yamashita
価格:無料
iOS 11.0以降
Dive! Log!
Androidユーザー向けの、直感的でシンプルな操作が魅力のログアプリです。ダイビングポイントが地図上に一覧表示され、バディやインストラクターの手書きサインをもらうことができます。
Google photo と紐づけることで、画像の管理も簡単。ダイバー目線の使い勝手の良さが魅力です。
提供元:KOKUFU
価格:無料(アプリ内課金あり)
Android5.0以上
おわりに
ダイビングのログは、ダイバーとしての成長の記録です。思い返すと笑ってしまうようなミスや出来事も、大事に至らなければ良い思い出になります。そして、人や生き物とのたくさんの出会いも振り返って、貴重な経験をしていたことに、後から気付かされることもあるはず。
いつの間にか付けなくなったという人も、スキルや経験を証明するために欠かせないものなので、ログはしっかり残しましょう!