1. TOP
  2. ダイビングのヒント
  3. ダイビングの基礎スキル!スキンダイビングに挑戦しよう

ダイビングの基礎スキル!スキンダイビングに挑戦しよう

 公開日時:2019/09/04
この記事は約 4 分で読めます。 5,836 Views
スキンダイビング

スキンダイビングについてどのくらいご存知でしょうか。

最近ではレジャーとしても人気のスキンダイビング。ダイビングはタンクとレギュレーターなどの水中呼吸装置を装備して潜りますが、スキンダイビングでは自分の呼吸のみで潜水します。では、同じように自分の呼吸で潜る素潜りやシュノーケリングとは何が違うのでしょうか。明確に区別されない部分もありますが、簡単に説明すると次のような特徴があります。

 

ダイビング・シュノーケル・スキンダイビングの違い

・スキューバダイビング

タンク(シリンダー)やレギュレーターなどの、水中での呼吸装置を装備して潜ります。

・シュノーケリング

シュノーケル・マスク・フィンを身に着けて水面を泳ぎます。レクレーションではライフジャケットを身に着けることも。

・素潜り

水中メガネ以外の道具類をほぼ使用せずに潜ることを素潜りと呼ぶため、スキンダイビングとほぼ同義です。

スキンダイビングと比べると、伝統的な漁業で用いられるというイメージが強いかもしれません。

・スキンダイビング

ウェットスーツを着て、フィン・マスク・スノーケル・ウェイトを装着して潜水します。シュノーケリングは水面を泳ぎますが、スキンダイビングでは水中を泳ぎます。

・フリーダイビング(アプネア)

スポーツとしての認知度が高く、モノフィンなど独自の器材を使用します。水中呼吸器を付けずに潜水し、潜水時間や距離などを競います。

 

スキンダイビングのメリット

スキンダイビングのスキルは、ダイビングの基礎スキルとして役立つので、ダイバーのスキルアップにもおすすめです。

タンクを使わず自分の呼吸のみで潜水するため、潜水記録へのチャレンジなど、目標を定めてクリアするという楽しみも。また、シュノーケルと違って水中に潜るので、ダイビング同様に海中の様子や生き物をより間近で観察できますよ。

ダイビングでは難しいドルフィンスイムも、スキンダイビングならイルカと一緒に泳げちゃいます!

 

スキンダイビングの講習とは?

ダイビング指導団体のPADIでは、スキンダイビングのライセンス取得コースを開催しています。

ライセンスがないとスキンダイビングができないということはありませんが、耳抜きや泳ぎ方、呼吸方法やスキンダイビングのルールなど、プロに専門的な指導をしてもらうことで、スキル習得への近道になります。

 

PADIスキンダイビングコースの講習内容

スキンダイビングの講習では、いくつかの達成項目が設定されています。例えば、潜降方法(ヘッドファースト潜行)・浮上の方法・耳抜きのやり方・ハンドシグナルの知識、水中で息が続く呼吸方法や泳ぎ方、スノーケルの使い方、といった安全に海を楽しむスキルや知識について学習します。

講習にかかる時間は約半日ほどで、価格はライセンス発行料金と合わせて2万円前後になることが多いようです。

 

スキンダイビングで考えられるリスクとは?

スキンダイビングでは、自分の身体能力を発揮して水中で泳ぐため、無理をしてしまうと酸欠で意識を失ったり、水中で足がつったりすることがあります。そして海で遊ぶということは、自然のものを相手にすることです。潮の流れに飲みこまれたり、スノーケルを使いこなせなくて溺れてしまったり、危険生物と遭遇するなど、トラブルやハプニングに遭遇する可能性は低くありません。

無理をしないことは大前提ですが、一人では決して海に潜らないことや、トラブルが起こっても対処できる知識を身につけるなど、リスク回避についての準備をおこたらないことが大切です。

 

おわりに

スキンダイビングを極めてみると、より海を身近に感じてさらなる魅力の発見につながるかもしれません。ダイバーもノンダイバーの方も、癒しパワーの溢れる海中世界を冒険して、日ごろのストレスを吹き飛ばしてみませんか?沖縄など綺麗な海だと熱帯魚やサンゴも観察できるので、海の中をしっかり感じられるスキンダイビングは旅行のアクティビティとしてもおすすめです。

少しでも興味を持ったのなら、ぜひ挑戦してみてくださいね!

 

ライター紹介 ライター一覧

tsumugi

tsumugi

九州在住。ダイバー歴は10年、経験本数は300本以上。海外でのダイビング経験もある女性ダイバー。初めて訪れた石垣島でダイビングを体験後、ダイビングの魅力にはまり地元でCカード取得。
その後は地元ショップに足繁く通い近郊を中心に年間50本ペースで潜る日々を送る。
所持しているライセンスはPADIのレスキューダイバー。

関連記事

  • ダイビング旅行で必要な持ち物リストとレンタルできるものをまとめました

  • ダイビングをいつまでも続けたい!日常生活でも役立つ体力づくり

  • 台風後の沖縄の海はどうなる?うねりや透明度は?ダイビングはできる?

  • 自分に合ったダイビング用ウェットスーツを選ぼう!

  • 東京でダイビングライセンス取得なら見学会に参加してみよう

  • ダイビングに欠かせないバディシステムとは?相棒と協力してセルフダイビングに挑戦しよう!