台風後の沖縄の海はどうなる?うねりや透明度は?ダイビングはできる?
沖縄は一年中温暖な気候で、ハイシーズンになると国内外から多くのダイバーや観光客が訪れます。シーズンを外すとリーズナブルに訪れることもできる人気のリゾートですが、9月・10月は台風が直撃しやすいという心配もあります。特にダイビング旅行が目的のダイバーの皆さんは気が気じゃないですよね。台風の後の海はどんな状態になるのでしょうか。
この記事の目次
沖縄の台風シーズンはいつ?
近年では異常気象などの影響もあり、突然台風が発生することもありますが、統計では7月~10月にかけて、台風の接近数がピークとなります。
年によっては、5月や11月に台風が上陸したこともあります。
観光シーズンのピークに台風が発生する可能性があるので、心構えをしておきましょう。
台風はどうやって発生する?
台風は、海水温が26.5℃以上になると発生しやすいといわれています。その仕組みは、太陽光で温められた海面から水蒸気が発生し、上昇気流に乗って積乱雲を生み出します。その際に発生するエネルギーによって気圧が低下し、熱帯低気圧になります。そこに湿った風が吹き込むことで規模を増し、発達すると台風になります。
南シナ海や北西大西洋(赤道より北で東経180度より西の領域)で発生し、北上する性質をもっています。太平洋高気圧の辺縁に沿って北上するため、沖縄付近を通過することが多くなります。
台風後の海ってどんな状態?
台風が通り過ぎた後の海は、高波やうねりが残っています。
台風によって海中がかき回されて水温が下がりますが、濁りがなくなり透明度が高くなります。
運が良ければ、遠くまで見渡せる真っ青な海でダイビングができるかもしれません。
波の影響でボートが強く揺れるような状態でも、海中に深く潜るととても穏やかなこともあります。
普段見かける生き物が岩陰に隠れていたり、反対に普段見られないような魚に遭遇できたりと、イレギュラーな体験ができるかもしれません。
台風後のダイビングはできる?
台風の規模や進路によりますが、通過後に海のコンディションが良ければダイビングはできます。
通過後に2~3日あけると波やうねりも収まり、普段より透明度の高い海で潜れるかもしれません。
また、沖縄や周辺の離島には、波やうねりの影響を受けにくい湾内や風裏ポイント、洞窟などもあるので普段と変わらずダイビングが楽しめる可能性は高いです。
台風の通過直後の場合は、波やうねりが強く、海中が濁っていることもありますが、湾内やビーチを利用してマクロダイビングができるかもしれません。
沖縄では沿岸にサンゴ礁がひろがり、海中を彩るユニークな生き物もたくさん生息しています。
普段出会えない生き物や地形をのんびり観察できるチャンスです。
ダイビングショップによって、催行する条件や利用するポイントが違うので、不安な場合は事前に確認しておくと安心です。
台風が近づいている場合はどうする?
ハイシーズンになると、飛行機やホテルの予約が埋まってしまうため、多くの人が数カ月前には予約を済ませています。
台風を予測することは不可能なので、その時の運に任せるしかありません。
台風とダイビングの日程が重なってしまうと中止になりますが、台風の進路が急に変わることもあり、諦めていたダイビングができた!ということも起こり得ます。
ただし、台風の速度が遅れたり早まったりすると足止めをくらってしまうことも考えられるので、休暇の都合や台風の進路予想などを踏まえてしっかりと検討しましょう。
おわりに
海水温が上がると発生する台風ですが、その台風によって海水温が下がるので、サンゴや生き物の生態を守るためには欠かせない自然現象です。
ダイビングは自然を相手にするレジャーなので、厳しそうなときは潔く次回に持ち越すことも必要です。海に行けないときの過ごし方を考えたり、ホテルに缶詰めになることを想定して本やタブレットなどの暇つぶしアイテムを持って行ったり、理想の過ごし方を沢山準備しておくと、いざというときの気持ちの切り替えもスムーズですよ。
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