ダイバーなら潜ってみたい!世界のダイビングスポット7選
世界には魅力的なダイビングスポットが数えきれないほどたくさんあります。
地形や生き物、海の青さはもちろん、国によってダイビングスタイルや習慣も違うので、非日常の時間を思いっきり満喫したいのなら海外でのダイビングへでかけましょう!
今回は、ダイバーが一度は潜ってみたい、海外のダイビングスポットをご紹介します。
タヒチ(ランギロア)
タヒチ島のパペーテ・ファアア国際空港から約一時間のフライトでランギロア空港へ。世界で2番目の規模を誇るランギロア環礁は、上空から見ると『モツ』と呼ばれるいくつもの小島が連なり、ネックレスのように見えることで知られています。
ランギロアの人気ダイビングスポット【ティプタ・パス】では、野生のバンドウイルカと泳げるという貴重な体験ができることが魅力。
さらにはバラクーダやグレイリーフシャークの大群、体長6mクラスのグレートハンマーヘッドシャーク、バショウカジキなどの超大物との遭遇率も高いこともあり、ワイド派は見逃せませんね!
深度の深いポイントを潜るので、ナイトロックスのライセンスを取得しておくことをおすすめします。
インドネシア(マラトゥア)
インドネシアの東カリマンタンの沖合に浮かぶマラトゥア島は、豪快なダイビングができることで知られる人気スポット。
流れが強く大物回遊魚が次々と現れる【ビッグ・フィッシュ・カントリー】というポイントで、ブラックフィンバラクーダやギンガメアジの大群を狙いましょう!
サメやGT、マダラトビエイなど大物との遭遇率も高いので、注意深く周囲を観察しながら潜ってみてください。
マラトゥア周辺には、ブラックマンタに出会える【サンガラキ島】や、ジェリーフィッシュレイクで癒しダイビングができる【カカバン島】も人気。
【カカバン島】のバラクーダポイントは上級者向けですが、バラクーダやギンガメの大群など、大物と出会えるダイナミックなダイビングが満喫できます!
メキシコ(ラパス)
ロサンゼルスから南東に延びるバハカリフォルニア半島にラパスという港町があります。
世界自然遺産のコルテス海に面し、その海では実に様々な生き物の姿を目撃することができます。
ラパスを代表するダイビングポイント【ロス・イスロテス】の最大の魅力は、ダイビング中にアシカたちとの触れ合いです。
毎年9月~11月頃はアシカの赤ちゃんが活発に動き出し、ダイバーの手やフィンを甘噛みしてじゃれてきます。
人懐っこいアシカと遊ぶと、日ごろの疲れも吹っ飛んでしまう癒しがもらえます!
コルテス海では、ジンベエザメやマンタ、シャチにクジラなどのダイナミックな生き物との出会いも期待できて、魚影の濃さにも驚かされます。
無数のアジやバラクーダが群れる圧巻の光景は、近くでみると鳥肌モノですよ。
フィジー
南太平洋に浮かぶ、大小300以上もの島からなるフィジー共和国。
成田からの直行便なら9時間弱で到着する、オセアニアを代表するリゾートアイランドです。
ビチレブ島の南東にある【パシフィックハーバー】というダイビングポイントでは、地形やソフトコーラルの群生などフィジーらしさのある癒しのダイビングが楽しめますが、サメ好きなら一度は訪れたいシャークフィーディング(サメの餌付け)が見どころ。
サメの研究や保護をしている海洋保護区のリーフで開催され、ダイバーにも厳しいルールを設けて安全管理が徹底されているので、ブリーフィングはしっかり聞くようにしましょう。
ブルシャークやグレイリーフシャーク、ホワイトチップシャークにイタチザメなどの大群に餌付けする大迫力の光景を近くで見ることができる、世界的にも希少なスポット。
ガラパゴス諸島
南米エクアドルから西へ約千キロ、世界自然遺産に登録された絶海の孤島ガラパゴス諸島は、数多くの固有種が生息し、独自の生態系を保つ希少な島です。
手つかずの自然の姿は海の中も同様で、ここでしか見られない景色は、驚きと感動で溢れています。
プランクトンが豊富なため透明度の低いガラパゴスの海には、ジンベエザメやマンボウ、ペンギンやアシカといったサプライズが潜んでいるかもしれません!
ガラパゴスを代表するダイビングスポット【ダーウィンズ・アーチ】は、流れが強い日は上級者でも注意が必要ですが、出会える光景も別格!
ハンマーヘッドシャークやガラパゴスシャークの群れ、ジンベエザメやシャチなど大型生物の宝庫です。
クルーズツアーに参加して、自然の壮大さを目の当たりにしましょう。
パラオ
ダイビングの聖地として世界中からたくさんのダイバーが訪れるパラオは、初心者から上級者まで満足できる多彩なスポットが充実しています。
パラオ屈指の人気スポット【ブルーコーナー】は、パラオの海の青さと大小さまざまな生き物の存在を肌で感じられます。潮通しが良いため透明度も高く、リーフの先端には垂直に130m落ちるドロップオフも。
流れが強い時があるので油断大敵ですが、次々と現れるバラクーダやギンガメアジ、マダタラルミの大群は圧巻です!
海底洞窟と鍾乳洞を探検できるシャンデリアケープや、ダイナミックな地形と光のコントラストを楽しむブルーホールなど、バラエティに富んだスポットも満載です。
チューク諸島(ミクロネシア)
ミクロネシアに属するチューク諸島は、レック(沈船)ダイビングのスポットとして、世界随一の規模を誇ります。
日本統治時代に海軍基地司令部が置かれていましたが、第二次世界大戦の最中に米軍の攻撃により停泊していたほとんどの船が沈められました。
環礁の内外には約80隻を超える沈船があり、現在ではカラフルな熱帯魚や生き物たちの棲み処となっています。
6月~10月の雨季は、『キミシマ環礁』に行く絶好のタイミング。環礁の中央にある【ブルーチャネル】では、海況が良ければ50mオーバーの透明度と濃い魚影に驚かされます。
ヘルフリッチやアオマスクなど珍しいマクロ生物をはじめ、ジンベエザメやゴンドウクジラなどの大物や、数百匹単位のバラクーダやギンガメアジ、ツムブリの大群などのダイナミックな光景が見られるかも!
おわりに
ダイバーなら一度は潜ってみたいダイビングスポットをご紹介しましたが、気になるポイントはありましたか?世界の海にはまだまだ面白いスポットや感動的な光景が見られるダイビングスポットがたくさんあるので、自分の好みに合ったベストポイントを探してみても、モチベーションにつながります!
レベルが高いポイントでは、スキルや経験が求められる場合も多いので、経験をつんで憧れのスポットでダイビングを楽しめるようにがんばりましょう。