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中級・上級ダイバーなら挑戦してほしい、冬の与那国島ダイビングの風物詩ハンマーヘッドシャーク

 公開日時:2015/11/13
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ハンマーヘッドシャーク

中級・上級者ダイバーに大人気のハンマーヘッドシャーク!いつ、どこで会いやすいのでしょうか?出会いやすいダイビングポイントなど、合わせてご紹介していきます。

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ハンマーヘッドシャークとは?

頭部がトンカチのような形がユニークなハンマーヘッドシャークは、熱帯から温帯の沿岸域に生息するメジロザメ目シュモクザメ科に属するサメの総称のことです。日本国内では「アカシュモクザメ」「シロシュモクザメ」「ヒラシュモクザメ」の3種類が確認されていて、ダイビングでは沿岸に生息する「アカシュモクザメ」がよく目撃されています。体長は最大4mで、体重は150kg程です。基本的には臆病でおとなしい性格をしていて、小型(1.5m)ほどの個体であれば人を襲うことはないとされています。とはいっても不用意に近付き過ぎないようにしましょう。

ハンマーヘッドシャークに会えるのはどこ?

日本の海では、沖縄県の与那国島や南伊豆の神子元島がハンマーポイントとして知られ、与那国島は冬シーズン、神子元島は夏シーズンに遭遇率・遭遇数がともに高く、ダイバーの季節の風物詩にもなっています。
今回ご紹介する与那国島は日本最西端に位置し、黒潮の海に囲まれた、まさに絶海の孤島。一番近い島が台湾という国境の島です。日本では最後に日が沈む島で、以前テレビドラマの舞台になったことでも有名ですが、ダイバーの間では与那国島といえば、冬にハンマーヘッドシャークの群れに会えることで有名な島です。運が良ければ、200匹以上のハンマーヘッドシャークがまるで川のように流れる奇跡の光景「ハンマーリバー」が見られることでも注目されています。

必要なダイビングスキルは?

ハンマーヘッドシャークは早い潮の流れを好むので、流れのある中でのダイビングのため、アンカリングをしないドリフトダイビングが基本のスタイルになります。AOW以上のライセンスを持ち、ドリフトダイビングの経験が必要です。もしドリフト未経験であれば、事前に練習しておくと良いでしょう。また、中性浮力や残圧チェックなど自己管理が出来ることが必須のため、中・上級者向けのポイントになります。
ハンマーヘッドシャークに遭遇しても追いかけたり群れの中に突っ込んだりしないようにしましょう。自分勝手な行動でハンマ―が散ってしまったら、他のダイバーにも迷惑をかけてしまったり、一人流されてしまったりするなどのトラブルに合わないとも限りません。ガイドの指示に従って、安全なダイビングを心がけましょう。

ハンマーヘッドシャークのベストシーズンは?

遭遇率日本一と呼ばれる与那国島のハンマーヘッドシャークシーズンは、12月~4月と言われています。年によっては5月のGW頃まで群れが見られる時もあるようです。水温は平均22℃のため、5mmフルスーツとフードベストで潜ることができます。寒さが苦手な人は、6.5mmやホットカプセルなどの防寒インナーを準備しましょう。

ハンマーヘッドシャークと出会えるポイントは?

西崎(いりざき)

日本最西端の碑がある南側の海域に位置する、与那国島を代表するハンマーポイントとして有名なスポットです。運が良ければハンマーリバーが見られるかもしれません。ハンマーヘッドロックや南の根などのポイントを総称して「西崎」と呼びますが、流れが速く最大水深も30mくらいなので、中上級者向けのポイントです。運が良ければジンベエザメが見られるチャンスも。

ハンマーヘッドロック

海底から垂直に立ち並ぶビルのような岩が圧巻のポイント。当たりのときは、数百匹のハンマーヘッドシャークが現れます。カジキマグロやイソマグロなども見られることもある、大迫力の大物ポイントです。
流れが強いことが多いので、景色に夢中になってはぐれることがないように気をつけて。

南の根

ハンマーヘッドロックから南へ約200㎞、ハンマーヘッドシャークはもちろん、3月頃になるとイソマグロやロウニンアジの群れも現れ、大型魚が乱舞する大興奮のダイビングができる可能性があります。飽きることのない与那国の海を堪能しましょう。

馬鼻崎(うまばなざき)

与那国北牧場の北の海域にあるポイントです。海中に3つの棚があり、レベルに合わせたダイビングができるポイントです。ドロップオフ沿いに深度を下げていくと、咲き乱れるウミウチワやハナヒゲウツボ、ハナミノカサゴなどのさまざまな生き物との出会いが待っています。ハンマーヘッドシャークの他にも、ロウニンアジやイソマグロ、ナポレオンなどの大物との出会いも期待できます。

クブラバリ

久部良港の近くにあり、船酔いが心配な人は安心のポイントです。15mの棚から30m程落ち込むドロップオフがあり、アカネハナゴイやベラ、ピグミーシーホースなどの可愛い生き物も見られます。冬場はハンマーヘッドシャークが出没し、マンタなどの大物に出会えることも。

ダンヌドロップ

水深12mのリーフから40m以上落ち込む豪快なドロップオフがあるダイナミックなポイントです。
カスミチョウチョウウオの群れが華やかに舞い、アオマスクやヘルフリッチなど、レアなマクロ生物も観察できます。イソマグロやナポレオン、ロウニンアジといった大物との遭遇率も高く、ハンマーヘッドシャーク以外にも見所が沢山あるポイントです。

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redfin編集部

redfin編集部

沖縄ダイビングツアーの企画・販売を初めて30年のレッドフィン ダイビングツアーがお届けするダイビングポータルサイト。沖縄本島から離島・さらに奄美方面まで多彩な情報をお届けしています。

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