水深8メートルから28メートルの場所にあり、川平周辺では珍しい、
神秘的な地形が味わえるダイビングスポットとなっています。
リーフ沿いには、名前の通り本格的な2つのアーチがあり、天井から降り注ぐ光のシャワーがとても美しく、
流れもないのでビギナーから安心して楽しめるポイントです。
また、水温が上がる初夏から秋にかけては、1メートル先が見えなくなるほどの
大量のスカシテンジクダイやキンメモドキがアーチの中を覆い尽くし、
ガラスのように透き通った体にきらめく光がこれまた美しく神秘的な景色が広がります。
他にも、タテジマキンチャクダイやイロブダイの幼魚なども多く見られ、
ナポレオンフィッシュとの遭遇率も高く、洞窟の中では大きなイセエビが見られることも。
地形がメインのポイントですが、水底の砂地には小物も多く、浅場はサンゴも美しく
浅い寝の上には、アマミスズメダイの大群や、クマノミの仲間たちが見られます。
砂地ではハゼをはじめとする底生生物類も楽しめます。
かなり狭い岩場の隙間を入っていき、その隙間から見える海の青さがとても美しく、
その先では、大量のスカシテンジクダイの群れが姿を現します。
大量発生した群れの数や、まれにトルネードのような塊で現れるので、
その光景はダイバー達を圧巻させてしまうほどです。
石垣島は島の周りをサンゴ礁に囲まれていてリーフ内は浅く、
リーフエッジからは一気に20メートルまで落ち込んでいるので、
このポイントはリーフの割れ目からエントリーします。
二つのアーチはとても神秘的な地形で、トンネルは長くスリルを味わうことができ、
鮮やかなハナダイやスズメダイの群れが、サンゴ礁の景色により彩りを添えてくれています。
また、小さくて可愛いマクロ系の生物も多く泳いでいるので、
マクロ好きの方はなかなか海底から離れることができなくなってしまうほどです。
さらにアーチから出ると、グルクマの大群が渦を巻いていることもあり、圧巻続きのポイントです。
小魚達で埋め尽くされ、幻想的な光景は地形派・マクロ派には堪らないポイントですが、
風向きや天候、潮の時間帯などの条件が整わないと入れないことが多いです。