砂地にじゃがいものように大きなコモンシコロサンゴの根が点在し、「じゃがいもの根」や「タッチューの根」とも呼ばれています。
真っ白な砂地が広がる海底には、この根をはじめ少し小ぶりな根がいくつも点在していて、
その周りではウタイロハナゴイ・ケラマハナダイ・カシワハナダイ・デバスズメダイの乱舞が見られるほか、
グルクンなどの魚が小魚を狙って回ってくることもあります。
大きな根にある割れ目付近ではグルクンやロクセンスズメが群れており、
婚姻色になれば割れ目の中に何万個という卵を産み付けます。
沖の根に移動中にはガーデンイールやダテハゼをはじめ
様々な生物が仲良く共存共生していますが、オニダルマオコゼが
隠れていることもあるので、岩や砂地に体がつくときには注意が必要です。