手久津久漁港から約8分の喜界島の南西に位置する、中級者向けのポイント。
いつ訪れても透明度抜群のダイビングスポット「ヨスジの根」です。
このポイントの特徴は、なんといっても「ヨスジフエダイ」という魚の群れです。
水深25mほどの砂地の中に突き出た周囲20m程の根があり、
そこにヨスジフエダイがたくさん群れています。
1年中、ヨスジフエダイが舞っているので、「ヨスジの根」というポイント名になりました。
根を埋め尽くす程の数の魚を見ることが出来ます。
他にも、クマザサハナムロの群れやハナゴイ、スカシテンジクダイ、
クマノミ等がぐるぐると泳ぎまわっています。
コールマンウミウシ、シロウネウミウシ、シンデレラウミウシと多くの種類のウミウシも生息しています。
砂地からは、ガーデンイール(チンアナゴ)が顔を出しています。
また、ここのルリホシスズメダイは、やたら攻撃的なので、注意してください。
全体的に魚影も濃く、躍動感に溢れているスポットで、
いつ何度見ても、飽きることがありません。
クマノミの幼魚の横には大・小のイソギンチャクエビが生息しています。
ミツボシクロスズメダイ産卵床を一生懸命、
身体をこすりながら掃除している姿を見られるかもしれません。
海の中での生態を間近で見ることが出来るのも
ダイビングの楽しみの1つだと思います。
ここは、大型回遊魚からマクロまで、幅広く楽しめるポイントです。
喜界島は、ウミガメの遭遇率も高いので、運が良ければ出会うことも出来ます。
ダイバーさんにとって味のある、癒しのポイントとなっています。