水深10mの棚に口を開くL字型のケープや四つ又のアーチといった
複雑な地形が面白いポイントで、別名「三日月」とも呼ばれています。
地形だけでなく見られる生物もレベルが高く、水深25m付近では
アケボノハゼ・オキナワサンゴアマダイ・ニラミハナダイなどのレアものが見られ
他にも、底の方では大きなウコンハネガイやアーチを抜けた出口付近では
スミレヤッコやサザナミヤッコが出迎えてくれたりとマクロ派も目が離せません。
変化に富んだ地形に色鮮やかな魚影も加わり、他のポイントにはない
面白さを味わえるとともに、大物が現れるなど嬉しい驚きも期待できます。
春から夏の時期は差し込む光が美しく、生物も豊富で真っ白な
砂地が広がるエリアもあり、与那国にはめずらしい癒し効果もあるポイントです。
L字型のケープを抜けた先にある砂地やアーチが見所で
地形派には堪らないオススメポイントの一つです。
ポイント名の「ムーラン」とは「風車」を意味する言葉ですが、海中や
ポイント付近にそれらしきものは見当たらないので、由来は不明だそうです。
のんびりまったりと地形と魚影を楽しむことができ
春先のベビーラッシュ時にはたくさんの幼魚を目にすることもできます。
水深25mから50mの間にはドロップオフがあり、ソフトコーラルの
畑が広がっていて、海底にはハタタテハゼの大群が見られます。
ホール状のアーチ内は海の青さがとても美しく、ついつい見とれて
しまうこと間違いなしで、さらにアーチへ向かう途中の根では
スミレナガハナダイの群れに遭遇することが多いです。
時にはイソマグロやナポレオンフィッシュなどの大物にも出くわすことがあり
何が出るかまったく予想できない宝箱のような秘境ポイントです。
このポイントは水深も深く25mほど潜ることになるので、中級者以上の
方向けとなっており、急なダイブはしないよう注意が必要です。
ムーラン(三日月)の地図