言わずと知れた海の人気者、マンタ!
まだ会ったことがないというダイバーの皆さん、是非会いに行きませんか?石垣島の川平エリアにあるマンタポイントは、かなりの高確率でマンタに出会える大人気ポイントです。水深は浅く流れもないため、初心者でも大丈夫です!
更に、今おすすめなのが久米島のマンタステーション。日本にはもう無いと言われていたマンタのクリーニングポイントが2017年11月に久米島で発見されました。このポイントでは年間を通して日々多くのマンタが目撃され、多い時期には10枚~20枚の個体数が目撃されることもあります。レアなブラックマンタとの遭遇率も高く、マンタに会いたいなら是非行ってみたいポイントです。
久米島のマンタポイント「マンタステーション」なら年中高確率でマンタに逢えます。
「マンタステーション」が発見されるまでは、久米島のマンタといえば12月~3月までの冬シーズンに出逢えると言われていました。ですが、このポイントでは北風の影響を受けることが少ないので年間を通して高確率でマンタに出逢えることが出来ます。
マンタポイントは石垣島の北側にあるポイントのため、北風が吹くシーズンは行くことができない日も多くなります。そのため、マンタに会いに石垣島に行くのであれば、6月~10月頃がベストシーズンとされています。
春先や秋口は、季節風や海況が不安定な日も多く、出航できる確率は五分五分といったところです。
ただし、9月~11月にかけてはマンタが群れになって現れやすいので、海況さえ良ければマンタが乱舞する姿を見ることができるかもしれません!
マンタの標準和名は「ナンヨウマンタ(イトマキエイ属)」と「オニイトマキエイ(オニイトマキエイ属)」の二種類あり、石垣島で出会うことができる種類の大半が「ナンヨウマンタ」です。
名前の由来は『マント』に由来し、世界的にもマンタという名称で呼ばれています。エイの仲間では最大の大きさになります。
マンタの基本的な好物はオキアミなどの、小さなプランクトンです。大きな口を開けて水面近くの水深を行ったり来たりして食事をしています。
大きさは3~4m前後のものが多く、最大でも5mほどの大きさです。
マンタは魚の仲間ですが、交尾によって出産をする珍しい生き物です。お母さんマンタがお腹の中で卵を孵化し、ある程度育ててから産まれます。
妊娠期間は約1年で、産まれたばかりの赤ちゃんマンタは約70㎝~1mの大きさです。一度に1~2枚(ダイバーの間では、マンタの数え方は"枚"です)生まれ、出てきた時には大人と同じ姿をしています。
川平のマンタポイントには、クリーニングステーションと呼ばれる根がいくつかあります。そこでホンソメワケベラ等に体に付いている寄生虫を食べてもらっています。ただ、ホンソメワケベラはあちこちにいるので、川平にマンタが集まって来る本当の理由はまだわかっていません。
「ブラックマンタ」はごくまれにダイバーの目撃例がある程度で、世界的に見ても情報は少なく非常に珍しいマンタです。
通常マンタは背面が黒く腹面は白いのですが、ブラックマンタは背も腹面も真っ黒になっています。
そんな希少なブラックマンタが久米島の「マンタステーション」で現在2個体確認されており希少なマンタの割には高めの確率で見られるとのこと!運が良ければ出会えるかもしれません。
・雄と雌を区別しよう
オスは尾びれの付け根にクラスパーと呼ばれる突起があり、メスにはありません。
・お腹の模様で区別しよう
マンタには、白地のお腹に黒い斑紋(人間で言う指紋のようなもので、同じ模様はいません)があります。黒地のお腹に白い斑紋がある個体はブラックマンタと呼ばれています。石垣島でも時々目撃されているので、もし出会えたらラッキーです!