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海底遺跡

海底遺跡に行く前に知っておこう!
ー海底遺跡に関するひとくちメモー

那覇空港から約1時間30分、石垣空港から約30分の距離に位置する与那国島。与那国島を代表するダイビングスポットの「海底遺跡」は、1986年に地元ダイバーによって、新川鼻(あらかわばな)の海岸沖で発見されました。
階段などの建造物に似た地形もあり、それが人の手によって造られた遺跡なのか、はたまた自然にできたものなのか、何度か調査が行われていますが未だ解明はされていません。

多くのメディアにも取り上げられたことなどから、与那国島のダイビングスポットにおいて海底遺跡のポイントはハンマーヘッドシャークと並ぶ人気を誇ります。与那国の海へ訪れたら、ぜひとも潜っておきたい海中の秘境スポットです。

ベストシーズンはいつ?

与那国島の南東部にある海底遺跡は、南寄りの風が吹く夏は海況が荒れるため行くことができない日が多くなります。ベストシーズンは冬で、11月頃~5月にかけては季節風の影響を受けにくくなります。与那国名物のハンマーヘッドのシーズンが12月~4月頃にかけてなので、どちらも見られる季節がおすすめです。

遺跡は最大級の地形派ポイント?!

海底遺跡は、全長約100m・幅約60m・高さ約25mと現在確認されている部分でもかなり広大です。直線に切り取られたような岸壁や、階段、水路のような形状の岩も見られ、もしかすると大昔に人が住んでいたかもしれないという浪漫が溢れるポイントです。
代表的な海底遺跡のポイントとしては、「城門(ぐすくもん)」、「二枚岩(にまいいわ)」、「メインテラス」などがあります。

城門(ぐすくもん)

ダイバー1人が通り抜けるのがやっとの横穴があります。門と呼ぶには疑問が残るような、かなり狭い通路を潜り抜けて進むと、大きな二枚岩やテラスへと続いていきます。本当に狭いので、門をくぐるときはカメラや器材がひっかからないように注意しましょう。

二枚岩(にまいいわ)

城門をくぐり抜けると、全長10mほどの巨大な二枚岩が姿を現します。トップの水深は3m弱と浅く、綺麗に割れた岩は人工的に手が加えられた要素も感じられます。
さらにくさびが打ち込まれたような跡も見られるので、岩を運ぶために作られたのか、岩を割るために打ち込まれたのか、謎が多く残ります。

メインテラス

人の手で切り取られたような、垂直に伸びる岩や、平面の岩が重なり合って構成されています。水深約10mの深さにあり、全長は23mほどです。
階段状になっている岩の高さは1つが約1m以上あり、巨大な建造物のような地形は見れば見るほど自然にできたとは思えないほど。この場所は潮の流れがとても強いため、藻やサンゴが付くことができません。

  • 海底遺跡写真
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