波照間島は、日本の最南端に位置する有人島で、南十字星が日本で一番良く見える島としても有名です。
波照間の海の美しさは日本でも随一と言われ、常に30mオーバーの透明度を誇る海の中はどこまでも見渡せそうな解放感に包まれます。波照間ブルーと呼ばれる真っ青な海と真っ白な砂浜のコントラストが美しく、癒しのダイビングを求めて多くのダイバーが訪れています。
アクセスは、石垣島から高速船で約70分。長旅の末に辿り着いた先には、驚くほどの美しい海と溶け合う空の青さに見惚れて時間を忘れてしまうかも。
波照間島のダイビングは100%ボートダイビングで、ドリフトはほとんどありません。ポイントまでの移動時間は10分から20分ほどなので、乗り物に弱い方でも安心。
基本は2ダイブで、リクエストがあれば3ダイブもOK。日常を忘れて思いっきりリフレッシュしたいのなら、波照間島でのダイビングがおすすめです!
波照間島には、真っ白な砂地が美しいダイビングポイントが点在しています。太陽の光を反射して海の中が明るく照らされると、広がる砂地に棲むたくさんの生き物たちを観察することができます。
サンゴの根の周りには、クマノミやアカヒメジ、ヨスジフエダイの群れなどのカラフルな熱帯魚が泳ぎ、ハゼやエビ、カニといったマクロ生物もたくさん見ることができます。
また、砂地をふわふわと泳いでいると、まるで別の惑星を探検しているような気分に浸れるかも!まったり過ごすだけで癒しの効果も抜群。ここでしか味わえない特別なダイビングをぜひ体験しましょう。
砂地のポイントは初心者でも安心して潜ることができますが、だからこそ気を付けなければいけないこともあります。
中性浮力のコントロールに自信がない初心者ダイバーの方は、つい着底してしまう方も多いのですが、砂地に潜む生き物に注意しなければいけません。例えば、砂地でよく見るエイには、しっぽに毒があります。うっかり触って刺されると大怪我につながります。
他にも、フィンで砂を巻き上げてしまうと、他のダイバーの視界を奪うことになります。周囲の人に迷惑をかけないためにも、砂を巻き上げない泳ぎ方をマスターすることが大切です。
砂地でのフィンキックは、カエルキック(あおり足)がおすすめです。体をまっすぐ水平に保ち、フィンが大きく上下しないように意識しましょう。難しければ、指や指示棒を砂地に突き刺しながら進むと、フィンはほとんど動かさなくても大丈夫です。
砂地から離陸するときは、空気を肺に取り込んで浮力のみで少しずつ上昇します。「息を大きく吸って浮力を得たら短く吐く」を繰り返しましょう。もしくはBCに少しずつエアを送り、ゆっくり上昇しましょう。自身がない方は、後ろに人がいない状態で練習してみてくださいね。